美しさというものは、目に見えるものが100%なんじゃない?
そんな風に思ってしまいがちですよね。
ところがそうじゃない。
目に見えるものの奥にある、目に見えない何かが、それを「美しく」見せている。
見えない美しさのスイッチを持つモデル達
私がそう感じるようになったのはスタイリストとしてのいくつもの経験が、積み重なってのことなのです。
ファッションショーでよく感じるのは、バックステージで出番を待つモデルさんが、ランウェイに立った瞬間、スイッチが切り替わり、「美しさ」の度数が急に上がること。
これは、着ている人も着ている服も同じなのに、つまりは目に見えるものは何も変わらないのに、感じる「美しさ」が一瞬でそれだけ変わるという、目に見えない何かのしわざとしか思えないこと。
そのモデルさんの「意識」とでもいいましょうか?
この「意識」も、デビューしたての自信なさげな頃と、たくさんのランウェイで求められるようになっていく時とでは見事に変わっていく。
また、同じ服でも着るモデルさんが変わると、どちらも美しいのだけど、感じる「美しさ」の性質が違って見える。
この違いも明確に目に見える以上に、見えないけれど感じるのです。
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https://note.com/hiromiosada/n/n214b0b27ccc8